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MT4での資金管理
     
 
 
MT4での資金管理
ここではMT4でトレードをする上での資金管理についてご説明します。
実際の適正ロットの計算方法や運用上の注意点などをまとめていきます。
 
ロットの計算方法
はじめに、ロットの計算方法を説明します。

証拠金 × レバレッジ ÷ (レート+スプレット) ÷ 1単位の通貨量
これがオーダーに対する最大の取引数量(最大ロット)になります。


有効証拠金 : 10000ドル(約100万円)
レバレッジ : 1:100
レート+スプレッド : 100.00(ドル円)
1単位の通貨量 : 1000通貨単位
10000ドル×100/100.00/1000=10(数量10.0)

になります。
計算は単純ですが、0が多く単位を間違えそうなのできちんと計算しておく必要があります。
おおよそドル円でトレードする場合ですが、日本円1万円(約100ドル)に対して1000通貨単位でレバレッジ10に対して0.01と覚えておくと良いと思います。
1万円(約100ドル)でレバレッジ100であれば0.10
1万円(約100ドル)でレバレッジ25であれば0.025
10万円(約100ドル)でレバレッジ100であれば1.00
10万円(約100ドル)でレバレッジ25であれば0.25
が資金に対する最大のロットになってきます。

例ですが、下記は
有効証拠金 : 10000ドル(約100万円)
レバレッジ : 1:100
レート+スプレッド : 110.00(ドル円)
1単位の通貨量 : 1000通貨単位
で数量1のオーダーを出した場合です。 *画像はクリックで拡大できます。

最大ロットが10.0の計算になりますので、およそ資金の1/10を使ったトレードになります。

次に下記は
有効証拠金 : 10000ドル(約100万円)
レバレッジ : 1:10
レート+スプレッド : 110.00(ドル円)
1単位の通貨量 : 1000通貨単位
で数量1のオーダーを出した場合です。 *画像はクリックで拡大できます。

最大ロットが1.0の計算になりますので、資金の全てを使ったトレードになります。実際に余剰証拠金はマイナスになっています。

計算はかなり面倒なので、本心ではトレード中に計算しなくてすむようにしたいとは思います。
 
資金管理
トレードで最大ロットで毎回トレードしていくと、大きな値動きで損が出たときにあっという間に資金を失いかねません。
どれくらい余剰を残し、口座残高の何パーセントくらいでトレードするのが理想なのでしょうか?

注意すべき点は何点かあると思います。
1.口座残高と証拠金はいくらか?
2.レバレッジは何倍か?
3.強制ロスカット証拠金維持率は何%に設定されているか?
4.目的の獲得Pipsは何Pipsで損切りは何Pipsで考えているか?
これらを総合して考えていく必要があります。

通貨の上げ下げを予測するだけのFXで初心者がつまずく点はここだと思います。
上手に資金管理をすれば利益を積み上げることが出来ても、資金管理に失敗すると大きな損になることもあります。
 
必要証拠金
まず、オーダーに必要な必要証拠金の計算です。

通貨の価格 × 通貨単位 ÷ レバレッジ

これが必要証拠金の計算になります。

例で言えば110円のドル円通貨を1000通貨単位でレバレッジ25で1.0枚購入だったとします。
110円 × 1,000通貨単位 ÷ レバレッジ25 = 4400円
これが1,000通貨単位での購入に必要な必要証拠金になります。

10,000通貨単位であれば単純に10倍の44000円ということになります。
口座がドル建ての場合は
110円 × 1,000通貨単位 ÷ レバレッジ25 ÷ 110円(1ドル) = 40ドル
ということになります。

必要証拠金の計算は簡単ですので比較的容易に覚えられると思います。
 
余剰証拠金(オーダー時の有効証拠金)
こちらは必要証拠金の計算が出来れば非常にわかりやすくて簡単です。

口座残高 - 必要証拠金総額(通貨の価格 × 通貨単位 ÷ レバレッジ)

これがオーダー時の有効証拠金になります。
オーダーが一つであれば、先ほどの必要証拠金を口座の残高から引くだけで計算できます。

例えば1万円の入金で先ほどの必要証拠金4400円のオーダーをしたとします。
10000円 - 110円 × 1,000通貨単位 ÷ レバレッジ25 = 5600円
これがオーダーをした時の有効証拠金ということになります。

複数のオーダーをしていた場合は
口座残高 - オーダー1の必要証拠金 - オーダー2の必要証拠金...と言う事になります。
2つ同じサイズとオーダーしたと仮定すると
10000円 - 必要証拠金4400円 - 必要証拠金4400円 = 1200円
これが有効証拠金ということになります。
 
1PIPSあたりの損益額
ここからは、オーダー後に注意すべき点です。
値動きに対しての有効証拠金の上下幅の計算です。

1Pips動くとどれくらい有効証拠金が上下するのでしょうか?
1Pipsはドル円で言うところの0.01円(1銭)です。

通貨単位 × 保有オーダー数量(枚数) × 通貨の価格 ×0.01円

これが1Pipsあたりの値動きの幅になります。

例えば1,000通貨単位で保有オーダー1.0(1枚)のオーダーを1ドル110円で持っていたとします。
1,000通貨単位 × 保有オーダー1.0 × 110円 × 0.01円 = 1100円
これが1Pipsあたりの値動き価格になります。

現在はマイクロロットとして0.1Pips単位で相場が動く会社が多いです。
0.1Pipsで110円になり1.0Pipsで1100円という計算になります。

この計算をきっちり出来ないと資金管理や損切りのラインを見誤る事になります。
 
許容含み損とロスカットまでの余力PIPS
それでは、どれくらいまでが含み損の許容範囲になる計算になるのでしょうか?
ストップロス(S/L)のラインはトレードの手法や狙う幅で変わってきますが、自分での設定ではなくFX会社の提供する強制ロスカットラインが存在します。

強制ロスカットラインは会社によって様々ですが、口座がマイナスにならないための措置です。
証拠金が100%維持というところもあれば50%までは待ってくれるところもあります。
もっというとマイナスにならない限り強制ロスカットにならない会社も存在します。
強制ロスカット証拠金維持率は会社によって違うので始めによく確認してしておいてください。

では、許容される含み損の計算ですが、

口座残高 - 強制ロスカット証拠金維持率 ÷ 100% × 必要証拠金総額

という計算になります。

例えば口座残高100000円で強制ロスカット証拠金維持率100%で必要証拠金4400円のポジションを二つ持っていたとします。
100000円 - 100% ÷ 100% × 4400円 × 2 = 91200円
91200円まで含み損が許容される計算になります。

では91200円まで含み損は何Pipsになるでしょうか?
先ほどの計算で
例えば1,000通貨単位で保有オーダー1.0(1枚)のオーダーを2つ1ドル110円で持っていたとします。
1,000通貨単位 × 保有オーダー1.0 × 110円 × 0.01円 × 2 = 2200円
となるので1Pipsで2200の損になっていきます。

91200円 ÷ 2200円 = およそ41.45Pisp
41Pipsで計算すると0.41円の値動きで強制ロスカットということになります。

110円の通貨であれば、
売りで110.41円、買いで109.59円までの値動きで強制ロスカットということになります。
 
適正なロットを見つける
口座の証拠金に見合わないオーダーをしてしまうと、少しの値動きであっという間に強制ロスカットになってしまいます。
少しの値動きで大きく利益出すという事が可能な反面、大きな損失も出してしまうという事を良く理解しておく必要があります。

一回のトレードで一発勝負の大勝負に出るのであれば、必要証拠金が残高と同等の目一杯でオーダーする事になるでしょう。
ただし、強制ロスカット証拠金維持率が100%以上の場合はポジションを持った瞬間に強制ロスカットです。
ここは良く注意してください。

10回のオーダーでチャレンジしていく事を考えると、オーダーで必要証拠金は口座残高の10%程度に収めるというのが現実的です。
10分の1を10回使った方が利益を積み上げる確率はかなり上がると思います。
5勝5敗でも勝ち幅が負け幅を上回れば資金は増えます。
逆に9勝1敗でも勝ち幅が負け幅を下回れば資金は減ります。
どういったトレードを目指すかで適正なロットサイズは変わってくると思います。

長く続けるのであれば購入比率は口座の10%程度で大勝負でも30%~50%程度が限界だとは思います。
 
レバレッジは高い方がいい?
上記の計算でお分かりだと思いますが、レバレッジは高い方が何かと有利です。

まず、持てるポジションサイズに差が出ます。
当然ポジションサイズが異なれば利益率も変わってきます。

例えばレバレッジが25の国内業者と100の海外業者で比較をしてみます。
レバレッジ25の方で1のオーダーをしたとなると、同じ資金で100の業者では4のオーダーが出せます。
25の業者で利益が1万円出たとすると、100の業者では4万円の利益が出たことになり、その差は単純に4倍になります。
逆に1万円の損は4万の損にもなる計算になります。

ですが、同じ資金で同じオーダーを取ったとなると話は違います。
レバレッジ25の方で1のオーダー出した場合と、レバレッジ100の方で1のオーダーを出した場合、オーダーサイズが同じなので、同じ1万円の損になるのは同じです。
利益が出てもそこは同じ計算になります。
しかし、急な値動きでどこまで耐えれるかに大きな差が出ます。
単純にレバレッジ25とレバレッジ100で同じポジションを持った場合はレバレッジ100の方が4倍の幅で耐えることが可能です。
1円の値動きでロスカットになるところが、おおよそ4円耐えれることになります。
昨今国内の業者は25倍までの規制になっていますが、海外の100倍以上のレバレッジは魅力があるといえます。
 
自動計算ツール
ここまで計算方法を書いてきましたが、実際にトレード中に計算を続けるのはかなり大変なことです。
特に、FXを始めたばかりの慣れていない人にとってはかなりの負担になりますし、一つのハードルになりかねません。

*2018年2月7日追記
修正版 1.10リリース
1.オーダー時の有効証拠金表示を余剰証拠金に統一
2.通貨がクロス円のときのポジション必要証拠金の計算を一部修正
2月7日以前にダウンロードされたお客様は再度ダウンロードをしてください

実際慣れている中級者以上でもロットの計算は面倒だと思います。
ただ長くFXをやっている人は何かしら自動で計算できるものを自作しているはずです。

ここでは自動で計算できるツールをいくつか紹介いたします。
FX Extreme Lots.xlsx

まずはExcelで自動計算されるものです。
黄色い枠内に必要項目を入れるだけで下に自動計算の結果を表示させます。




次にWindowsプログラムで動くものです。
FX Extreme Lots.exe

こちらは左側の項目を入力し、「計算ボタン」を押すと右に結果が表示されます。

このように右側に計算結果が表示されます。




最後にMT4のチャート上に表示させるものです。
VC OrderLots.ex4

利用に関しては こちら を参考にしてください。
チャート上に表示されるのでいちいち他のプログラムを開く手間が省けます。
しかし、逆に入力中にチャートを見れないという部分もあるので好みで使い分けてください。
こちらは、「取引通貨」「現在のUSDJPYのレート」「現在の取引通貨レート」の入力はなく、その3点は自動で取得しています。
口座残高などその他の項目は入力が必要です。
「購入比率」「運用オーダー数」以外の項目を全て自動でとるバージョンは購入者得点として、当サイトでパッケージなどを購入された方に無料配布しています。



それぞれの利用方法ですが、ダウンロード後に任意の場所に解凍してからお使いください。
チャートに導入するVC OrderLots.ex4は こちら をよく読んで導入してください。

入力項目
口座残高 現在の口座の残高を入力します。
口座種別 口座の種別を選択します。「ドル」「円」から選択してください。
自分の口座がドル建てか円建てかで変更してください。
現在、ドルと円以外の口座は対応していません。
取引通貨 「クロス円」「ドルストレート」から選択してください。
USDJPYやEURJPYのような円がからむ通貨を取引する場合は「クロス円」を選び、EURUSDなどの円以外でドルがからむ通貨を取引する場合は「ドルストレート」を選んでください。
チャートに表示させるVC OrderLots.ex4では口座種別 0:ドル口座 1:円口座から0か1を選んで入力してください。
ドルも円もからまない通貨取引には対応していません。
現在のUSDJPYレート 現在のドル円USDJPYのレートを入力してください。
チャートに表示させるVC OrderLots.ex4では入力不要です。
現在の取引通貨レート 現在取引しようとしている通貨のレートを入力してください。
チャートに表示させるVC OrderLots.ex4では入力不要で表示しているチャートの取引レートを用います。
通貨単位 ご利用の業者の通貨単位を1,000か10,000で入力してください。
レバレッジ ご利用の業者のレバレッジを入力してください。
購入比率 資金の何%を使ってオーダーするかを「何%」という形式で入力してください。
VC OrderLots.ex4では%を抜いた数字以外を入力してください。
いずれも100%を超えないようにしてください。
運用オーダー数 トータルでいくつのオーダーを平行で運用予定か入力してください。
複数の通貨ペアや複数の足で運用される方はその最大値になる合計を入力してください。
強制ロスカット証拠金維持率 ご利用の業者の強制ロスカット証拠金維持率を「何%」という形式で入力してください。
VC OrderLots.ex4では%を抜いた数字以外を入力してください。

注意点・免責事項
小数点以下の入力や桁など注意してご利用ください。
1,000.00のように1000の表記でも , と . が表記されます。
FXの特性上、小数点以下の表記や大きな桁での表記になりますのでご注意お願いします。
計算の結果はあくまでも一般的な計算式での概算です。
FXを提供する会社ごとに「桁のまるめ」や「四捨五入」や「切捨て」などが異なります。
きちんと全ての会社に合うわけでないのをご理解の上で参考にご利用ください。
本システムはフリー利用ですので、サポート等は御座いません。
また、本システムを利用して出たいかなる損害も保障いたしませんので、ご理解の上、同意される方のみダウンロードしてご利用ください。

以上でFX初級ガイドは終了です。
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