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相場を見分ける
     
 
 
相場を見分ける
相場を判定する上での注意点や相場の流れ・勢いといった識別する内容を説明します。
判定に必要な内容から識別する内容を解説していきます。
 
流れを見分ける

まず、相場を見る上では流れを知る必要があります。
上がってきているのか?下がってきているのか?
これを見分けることが出来ないと、注文する方向を決めることが出来ません。


流れを見分ける方法として、移動平均線を表示してみました。
これで現在が上がり目なのか、下がり目なのか、どちらでもないのか、ある程度はわかってきます。
移動平均以外にもトレンドフォロー(順張り)型のインディケーターを一つは入れて、トレンドを見分けた方が良いと思います。
ただし、表示している足の方向だけに頼ると、大きな流れに逆行するポジションを持ってしまったり、予期せぬ反転が来ることもあります。

パラメータなど
補助線移動平均線対象期間 計算の対象本数を数字で入力
短期移動平均線対象期間 計算の対象本数を数字で入力
長期移動平均線対象期間 計算の対象本数を数字で入力
モード 0:単純移動平均 1:指数移動平均 2:平滑移動平均 3:線形加重移動平均
補助線表示 0:する 1:しない
短期線表示 0:する 1:しない
長期線表示 0:する 1:しない




全体の流れを知るためには、1分足から月足まで、満遍なく見ていく必要があります。
ただし、全ての足のチャートを同時に見ていくのは非常に大変です。
表示したインディケーター「VC ColorAllMA」は各足の流れを一つのチャートで見れるようにしたものです。
それぞれの足での移動平均のクロスを判定して表示しています。
上から1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足・週足・月足となっています。
下に行くほど長期のトレンドになるので、画像では売りが本来優勢な相場であることがわかります。
短期的なトレンドを追うべきか、長期のトレンドに逆らわずに注文すべきかは悩ましい所ではありますが、判断する上で、長期から短期の傾向を知っておく必要はあると思います。

パラメータなど
移動平均短期 移動平均短期を数字で入力
移動平均長期 移動平均長期を数字で入力
マーク ● 標準:159
上昇色 青:Blue
下降色 赤:Red
サイン処理件数 0:表示全件処理 数字:数字の本数だけの計算
 
勢いを見分ける

次に相場の勢いを見分ける必要があります。
相場が活発に動いているのか?勢いがなくなっているのか?
これは非常に重要で、動いていない相場だと、ポジションを持ってから、いくら待っても動きが出ないこともあります。


チャート上に「出来高」を表示させました。
これで現在のおおよその取引量は理解できます。
ですが、これだけだとなかなか活発なのかどうなのかわかりにくい部分があります。


出来高をグラフ化して表示してみました。
表示したインディケーター「VC VolumeRate」は二つの線でボリューム(出来高)を表しています。
オレンジ色の線は指定した回数の出来高とその足での出来高の比較したものです。
平均値を0としてその差を表示していますので、平均以上であれば0以上、平均以下であれば0以下になります。
水色の線はオレンジの線を平均化しています。0以上であれば活発で0以下であれば停滞になります。
この線で現在が活発なのか?停滞なのか?
取引が、増えていっているのか?減っていっているのか?がわかります。
取引量が増えていっている所でチャレンジしたほうが結果が早く出ると思います。

パラメータなど
平均化参照本数 平均とする参照期間を数字で入力
直近の平均化本数 直近の値をなだらかにするための平均化本数を数字で入力
 
種類を見分ける

流れと勢いがわかってくると今度は相場がどういう状態であるかの種類を見分ける必要があります。
大きく分けて3種類
・一定方向へ流れのあるトレンド相場
・行って帰ってを繰り返すレンジ相場
・動きの小さな相場(お見合い相場や手控え相場とも言われます)


相場を見分ける為に「VC ATRBand」を表示してみました。
表示したインディケーター「VC ATRBand」は移動平均に相場の動きによって値の変わるATRで上下に幅を設けたラインです。


バンドの片方にローソク足が偏り、一定方向に進んでいる場合はトレンド相場と言えます。
流れに逆らわずに下がっていれば売り、上がっていけば買い、という流れのある相場です。


バンドの中心から上に下に往復するような相場はレンジ相場と言えます。
なかなか大きな利益は出しにくいですが、上がり始めたら即買い、下がり始めたら即売りというフットワークが求められます。


動きが小さくなり、バンドの幅が収束していく動きの小さな相場です。
動きが小さい=相場の勢いとは言えず、売買量は多くても上にも下にもいかないケースもあります。
上記のような相場は動きが出るのを待つのが得策といえます。

パラメータなど
ATR設定値 ATR設定値を数字で入力
ATR移動平均期間 ATR移動平均期間を数字で入力
 
現在地を見分ける

流れ・勢い・種類を見分けて、最後はレートの現在地を見分ける必要があります。


現在地を見分ける為に「VC HighLowBand」を表示しました。
現在のレートが流れの上でどこにあるかは非常に重要です。
このままの流れで行くのか?逆行するのか?などを見分けていく必要があります。
単純に言えば、長期の最安値が下に伸びていれば売り、と最高値が上に伸びていれば買いの相場であるといえます。
ですが、反転の可能性もあるので注意が必要です。
長期の最安値から短期の最安値が上に行けば反転の可能性があるといえます。
また長期の最高値から短期の最高値が下に行っても同様です。
こういう場合は新規のオーダーを控えたり、思い切って反転を狙った逆張りをするなど手腕が問われる所になります。

パラメータなど
短期線参照本数 短期線の参照している本数を数字で入力
長期線参照本数 長期線の参照している本数を数字で入力
短期線表示 0:する 1:しない
長期線表示 0:する 1:しない
分割線表示 0:する 1:しない
トレンド色分け表示 0:する 1:しない
分割判定 分割する割合を表示 初期値3で3分割
トレンド判定 トレンド判定をする参照本数を入力
 
注文を使い分ける

実際に同時に様々なデータを見ながら判定をする事になるのですが、実際に決める部分はシンプルで良いと思います。
・トレンドがある場合は順張り
・レンジ相場では反転時に戻りを逆張り
・動きがない場合はポジションを見送り


VC HighLowBandでおおよその目安をつけて、後はタイミングを見てオーダーすれば良いと思います。
VC HighLowBandでは、トレンドが出ている部分は最安値と最高値を黄色い線で表示することも出来ます。
トレンドがある場合は順張りで行けばおおよそ問題ないと思います。
逆にVC HighLowBandの中間地点などは、上下どちらに動くかわからないケースですので、ナンピンやピラミッティングなどを駆使して、利益を狙いたい部分です。
なれないうちは中間地点はオーダーを手控えても良いとは思います。


相場は動き続けますが、その時その時で狙い目や適正なオーダーも変わってきます。
複雑なようですが、どういう相場の時はどういうオーダーを取るかをご自身で決めてしまえば迷いは減っていきます。

今回紹介したのはあくまでも一例としての分析ツールです。
ここでダウンロードしても良いですし、ご自身にあったベストなものを探していっても良いと思います。

 
 
     
     
 
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