FXでマーティンゲール手法を考えると下記の表のようになります。
投資金額に応じて出る利益は異なってきますが、今回は1%の利益が出る計算を行います。
勝率はスプレッドを考慮する必要があるので、考慮すると勝率は落ちます。
表では負ける確率を表記していますので、負ける確率は上がってしまいます。
仮にストップとリミットを10Pipsとした場合にスプレッドが2あれば、勝率は落ちます。
20Pipsの幅の中でハンデが2ある状態でスタートになります。
10Pips利益方向に動く確率と8Pips損方向に動く確率になるので、負ける確率は55.56%程度になってきます。
この計算でいくと1000回の投資で3回ほど負ける計算になります。
となると、1000回の投資をすれば確実に負債が残る確率になるので計算上は破綻していると言えます。
ストップ幅を広めにすると勝率を5割に戻す(負け率も5割)する事は可能です。
ですが、その分負けた時の損益幅が大きくなってきます。
途中(3回目以降)からは勝っても損が残る計算になるので、勝率を上げると投資額も倍では足りないという事態に陥ります。
ですのでなかなか簡単にFXでマーチンゲール手法が成り立たないようになっています。