トレイリングストップを効果的に使うには下記のようなタイミングで狙って使う方が効果的だと言えます。
1.大きな利益が出ているが横ばいになった時
ある程度、満足のいく大き目の利益が出ているが、そこから伸びるかわからないという時には非常に有効です。
まだ伸びるようであれば、トレイリングストップで追いかけ、戻してくるようであれば、自動で手仕舞いという流れを自動で行ってくれます。
2.レンジ相場の中間地点から
レンジ相場の真ん中からオーダーを取ったときなどは、リスク回避のためにトレイリングストップを使うのも一つの手です。
天井や底からの戻しで出ている利益を効率的に決済して行きます。
3.ダブルオーダー(両建て)
2のレンジ相場の中間からの応用で、レンジ相場で両建てを行うのも有効利用と言えます。
レンジ相場の中間部分でロングとショートをどちらも同時にオーダーし、どちらもトレイリングストップで追いかけます。
ロングもショートもどちらも利益になるケースも少なくありません。
一定の利益が出てからストップロスが発動するようにしておけば、どちらに動いても利益が出たところからS/Lラインが出てるので効果的と言えます。
4.大きな指標発表や急変動時
少し変わった使い方ですが、2と3の応用編として、雇用統計などの急変動をトレイリングストップで狙うのも効果があります。
この場合は両建てを行いつつ、ポジションを取った所からマイナスのS/Lが入るようにして追いかけます。
二つのオーダーのうち一つは早期にマイナスでS/Lに刺さりますが、もう一つは非常に大きな利益になるケースがあります。
動きによってはどちらも初期のS/Lに刺さってしまう場合もありますが、幅が小さいのでダメージは小さく済む上に、利益が出たときが大きいのでローリスク・ハイリターンの仕掛けになります。
3と4の手法に関しては 上級ガイド
ダブルオーダー で詳しく触れていきます。