ナンピンは大きく分けて3種類の方法があります。
一つ目は同じロットで回数を重ねるナンピンです。
先ほど説明したような、逆に行く度に一つ目のオーダーと同じロットで同方向にポジションを重ねます。
二つ目が
倍ナンピンという方法で、二つ目のオーダーは2倍に三つ目のオーダーは4倍にしていく方法です。
倍ナンピン
上記のように倍で二つ目のポジションを持つことで半分の戻りで決済出来ることになります。
101円でポジションを持ち、二つ目を100円でロングのポジションを持ったとします。
通常の同サイズであれば、決済ラインは100.50円が決済ラインになりますが、倍ナンピンでは100.33円が決済ラインになります。
小さな戻りで決済できるので、確率はあがりますが、さらに逆に行った時の危険性は増していきます。
また、次のポジション用にロットを空けて、有効証拠金を残しておく必要があるので、一本目のオーダーのロットを小さくしておく必要もあり、勝率は上がっても利幅の減る形になります。
三つ目の方法が
加重ナンピンという方法で、通常と倍ナンピンの中間の方法です。
ロットを1.5倍や1.2倍などで徐々に増やしていく方法です。
加重ナンピン
こちらもオーダーごとにロットは大きくなりますが、倍ナンピンよりはリスクを低くしつつ、確率を上げることが出来ます。
どの方法を使うにせよ、
・何本までオーダーを出すのか?
・いくらで次のオーダーをだすのか?
・各ロットの計算
・いくらが決済ラインになるのか?
を綿密に計算しておく必要があります。
また、かなり特殊な手法ですが、
最後のオーダーだけ逆のポジションを持つ手法もあります。
最後のオーダーサイズをかなり大きくして、逆に張って損を減らす方法です。
大きなトレンドが出てしまった場合などに有効ですが、かなり危険な手法です。
明らかに最後のポジションを持っても見込みが薄い場合(勢いが強い)は損を減らす意味では有効です。
あまりお勧めは出来ませんが、手法としては存在します。