一番一般的な、両建て(ボスオーダー)といわるダブルオーダーを説明します。
同時ダブルオーダーでは同時にロングとショートを同じポジションサイズで持ちます。
上記のようにレンジ相場の中間地点を狙って、ロングとショートのポジションを持ちます。
上がりきってから下がってきた所で、ロングを決済。
下がりきってから上がってきた所で、ショートを決済。
上手に決済できれば値動き幅の大半を取ることが出来ます。
ただし、片方を決済後に残りのオーダーが逆方向に行く場合もあります。
このような状態になってしまうと、ロングは利益になったものの、ショートは大きな損にしかなりません。
こうなってしまうと、一方的に残ったポジションにのみリスクが残ります。
回避策として、二つ目の決済は欲張らずに早めに手仕舞いする方法です。
差額がプラスになるのであれば十分効果は残ります。
利益になる前でも相場が反対へ動き出したら手仕舞いするほうが良いケースがあります。
一つ目のオーダーを決済後にマイナス決済ありでトレイリングストップを出しておくのも手です。
回避策として、もう一度ロングが伸びた所で、スクラッチオーダーを出す方法です。
先ほどの決済ラインを超えてしまった場合は決済したオーダーを持ち直します。
これでショートを早めに手仕舞いできれば、利益を残すことが出来ます。
ただし、ここから逆に行くケースもあるので、その場しのぎになるケースやいつまでたっても利益で終われずにリレーのようにオーダーが続いてしまうケースもあります。
あまりリレーを続けずに、損が出ても、どこかで終了させて仕切りなおした方が良いケースもあります。
こうならないためにも、どこからダブルオーダーを出すか事前に検討が必要です。
上記のようなハイローバンドの長期の最高値と最安値の中間地点(3分割の真ん中)地点付近でレンジ相場になった所が安全なゾーンだとは言えます。
最高値や最安値付近は大きな反発が多く、片方が大きな損になることが多くなります。
相場に絶対はないですが、なるべく確率が高い所から狙うのが重要になると思います。